情報I 用語を4分野で整理|混同しやすいペア一覧
2026-08-03・読了 9分
情報I 用語は意味を一言で言えるかで差がつきます。情報1 用語集としてつまずきやすい情報I 頻出用語を4分野に分け、知的財産権と著作権、可逆と非可逆、標本化・量子化・符号化、TCPとIPなど紛らわしい組を対比で整理。情報I 一問一答 用語を使った情報I 暗記の回し方もまとめます。

情報I 用語は、意味を一言で説明できるかどうかで得点が決まります。選択肢の語がどれも見覚えのある言葉なのに正解を選べないのは、覚えていないのではなく似た語を区別できていないからです。
効くのは、紛らわしい用語を対にして覚え直すやり方です。4分野ごとに取り違えやすい組を表にまとめます。
情報社会と法規は「範囲」と「守り方」で分ける
この分野が混乱するのは、権利の名前が入れ子だからです。知的財産権という大きな枠の内側に著作権と産業財産権が並ぶ、という上下関係をまず入れてください。
| 用語 | 一言でいうと | 混同しやすい相手 |
|---|---|---|
| 知的財産権 | 創作物やアイデアに関する権利の総称 | 著作権(その一部にあたる) |
| 著作権 | 表現された著作物を保護する権利。登録しなくても発生する | 産業財産権(出願と登録が必要) |
| 産業財産権 | 特許権・実用新案権・意匠権・商標権の四つ | 著作権(目的も所管も異なる) |
| 著作者人格権 | 公表や氏名表示など、作者の人格に関わる権利。譲渡できない | 著作財産権(譲渡できる) |
| 個人情報 | 特定の個人を識別できる情報 | プライバシー(私生活をみだりに公開されない利益) |
法規は「誰の何を守る仕組みか」を一文で言えれば十分です。関係を確かめたいときは情報社会と法規の解説から入ると整理が早く進みます。
情報デザインは似た言葉ほど狙う相手が違う
| 用語 | 一言でいうと | 混同しやすい相手 |
|---|---|---|
| ユニバーサルデザイン | はじめから誰もが使えるように設計する考え方 | バリアフリー(既にある障壁を後から取り除く) |
| アクセシビリティ | 幅広い人が情報やサービスに到達できるか | ユーザビリティ(想定した利用者にとっての使いやすさ) |
| ピクトグラム | 意味を絵記号で直感的に伝える表現 | インフォグラフィック(数値や関係を図で伝える表現) |
「後から取り除く」か「最初から設計する」か、「特定の人」か「幅広い人」か。この二軸で押さえると情報デザインの選択肢は切りやすくなります。
コンピュータとプログラミングは順番ごと覚える
デジタル化の三段階は、標本化・量子化・符号化という順番を覚えれば取り違えません。
| 用語 | 一言でいうと | 混同しやすい相手 |
|---|---|---|
| 標本化 | 連続する信号を一定の時間間隔で取り出す | 量子化(次の段階) |
| 量子化 | 取り出した値を決められた段階の数値に置き換える | 符号化 |
| 符号化 | その数値を0と1の並びで表す | 標本化 |
| 可逆圧縮 | 元のデータに完全に戻せる圧縮 | 非可逆圧縮(戻せない代わりに大きく減らせる) |
| 変数 | 値を入れておく名前つきの箱 | 配列(複数の値を番号で並べて扱う) |
符号化は数値の表し方が問われるので2進数の変換とセットで確認を。変数と配列の違いはプログラミングのトレース問題で失点に直結します。
ネットワークとデータの活用は役割で切り分ける
| 用語 | 一言でいうと | 混同しやすい相手 |
|---|---|---|
| TCP | 届いたかを確認し、順序の整理と再送を担当する | IP |
| IP | 宛先を示し、経路をたどってデータを届ける | TCP |
| パリティ | 1の個数が偶数か奇数かで誤りを検出する | チェックディジット |
| チェックディジット | 数字列の末尾に付け、入力や読み取りの誤りを検出する数字 | パリティ |
| 相関 | 二つの量が一緒に動く傾向がある | 因果(一方が他方を引き起こす) |
| 中央値 | 並べたときの真ん中の値。外れ値に影響されにくい | 平均値(外れ値に引っ張られる) |
パリティは偶数個のビットが同時に反転すると見逃す弱点まで言えると安全です。通信の仕組みはネットワーク、代表値や散らばりの語はデータの活用で確認しておきましょう。
情報I 暗記は「見た瞬間に答える」まで回す
用語をノートに書き写す作業は、時間のわりに定着しません。効くのは、語を見て一秒以内に説明を口にする練習です。詰まった語だけを残して翌日もう一度試す。分野単位で繰り返せば、覚え直す範囲は日ごとに小さくなります。
表を眺めるだけでは「わかったつもり」で止まります。実際に問われる形で試すため、一問一答を分野ごとに回してください。移動時間に続けたい人はアプリが便利です。
よくある質問
情報I の用語は何個くらい覚えれば足りますか?
教科書の太字に絞れば二百語前後です。ただし数を追うより、似た用語を区別できるかどうかのほうが得点に直結します。知的財産権と著作権、可逆圧縮と非可逆圧縮のように、対になる語をセットで押さえていくと、実際に覚える負担は数字ほど大きくありません。まずは分野ごとに紛らわしいペアから手をつけてください。
標本化・量子化・符号化はどう区別すればよいですか?
アナログの信号をデジタルデータにする三つの段階で、この順番に進みます。標本化は連続する信号を一定の時間間隔で取り出すこと、量子化は取り出した値を決められた段階の数値に置き換えること、符号化はその数値を0と1の並びで表すことです。順番を覚えておけば、どの説明がどの語かを取り違えることはなくなります。
パリティとチェックディジットは何が違いますか?
どちらも誤りを見つける仕組みですが、対象が違います。パリティはビット列に含まれる1の個数が偶数か奇数かで誤りを検出するもので、偶数個のビットが同時に反転すると見逃します。チェックディジットは商品コードや会員番号などの数字列の末尾に付ける検査用の数字で、入力や読み取りのミスを検出します。
相関と因果はどう答え分ければ点になりますか?
相関は二つの量が一緒に動く傾向があること、因果は一方が他方を引き起こしていることです。相関があっても因果があるとは限らず、第三の要因が両方に影響している場合や、たまたま数値が似た動きをしている場合があります。データの活用の設問では、この言い切りすぎを見抜かせる選択肢がよく用意されています。
用語の暗記はいつまでに終わらせるべきですか?
遅くとも直前期に入る前には一巡させておきたいところです。用語が曖昧なままだと、プログラムやデータの読み取りの問題でも設問の意味をつかむのに時間を取られます。一問一答形式で見た瞬間に答える練習を短時間ずつ繰り返し、答えに詰まった語だけを残していくやり方が、限られた時間では最も効率的です。
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